若林隆久ゼミホームページ

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ゼミ生が運営する高崎経済大学・地域政策学部・若林隆久ゼミのホームページです。経営学、組織論、リーダーシップ、キャリアなどをテーマに学んでいます。学ぶこと、ゼミの運営・つながりにやる気のある学生を待っています。なお、ゼミ生が運営しており不正確な点もありえることをご了承ください。

第4,6,7回目のゼミ&「第3章 Communicationの法則」について

 大学からゼミは対面で実施するようにとの方針が出されたのに伴い、第4回目のゼミでは対面でのゼミの実施についての意見交換を行い、第6回目以降のゼミからは対面とオンラインでのハイブリッド形式でのゼミを実施しています。

 

 第6,7回目はハイブリッド形式でのゼミ実施に伴ってまだ間もないということで、それに慣れるためや、対面で行う緊張をほぐすためにアイスブレイクを兼ねて自己紹介などを改めて行いました。

自己紹介とっても単に自分の名前や趣味などを伝えるのではなく、「第3章 Communicationの法則」に記載してある「モチベーショングラフ」「モチベーションタイプ」「ポータブルスキル」をもとに自分はどんな人間であるのかについての紹介を行いました。

 今回は課題の提出はありませんでした。

 

〇「モチベーショングラフ」

 就職活動ではよく「あなたが今まで最も頑張ったことを教えてください」という質問をされることがあります。しかし、これでは相手の「経験」を点でしか把握できず、それを通じてどんなことを感じたかの「感覚」も理解することができません。

 よって、モチベーショングラフを使い、相手の「経験」や「感覚」を把握します。

 

<モチベーショングラフ>で相手の「経験」や「感覚」を把握する。

横軸:時間(生まれてから今に至るまで)

縦軸:モチベーション(0 を中心に-100 から 100 まで)

 

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 多くのチームの場合、メンバーの「今」しか知らない場合が多いですが、これを使うことにより、メンバーの過去を「経験」と「感覚」という軸で理解することができます。これにより、メンバー同士のコミュニケーションが相手の過去の経験や感情に配慮したものになるので円滑な組織運営をすることができます。

 

〇「モチベーションタイプ」「ポータブルスキル」

 モチベーショングラフで知ることができた相手の「経験」や「感覚」に加え、「志向」や「能力」などの特徴もつかむことができれば、より相手に合わせたコミュニケーションをすることが可能になります。

思考や行動に対する欲求などといった「志向」を知るために「モチベーションタイプ」、業界や業種を問わず、必要とされる「能力」をどの程度備えているのかを知るために「ポータブルスキル」を利用します。

 

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メンバーの「モチベーションタイプ」や「ポータブルスキル」に合わせて仕事の依頼などを行えば、その依頼は今まで以上に通りやすくなるでしょう。

 

  • 振り返って

 

 ゼミには多くのメンバーがいて、彼らが今までにしてきた「経験」、それにより得られた「感覚」、持っている「志向」や「能力」はそれぞれ異なります。自分が彼らに仕事の依頼などをしたときに、自分だったら動くのに、なぜ彼らは動いてくれないのだろうか?と思うことがありました。本章を通じて自分と他人は同じという前提でコミュニケーションをとっていた場合が多く、だから彼らは動いてくれないのだと分かりました。そのため、これからは、メンバー一人一人に合わせたコミュニケーションをとっていくことにより、それが改善されるのではないかと思いました。